マガジンのカバー画像

グッチョな市役所の動き/制度

5
市役所の事業や動き、行政サービスの中にもグッチョな物語があるんです
運営しているクリエイター

#地域

「見守り」?「見張り」?朝カーテンを開けるじいちゃんのルーティンを例に地域の関わりを考える

「見守り」?「見張り」?朝カーテンを開けるじいちゃんのルーティンを例に地域の関わりを考える

久留米市が昨年度「地域福祉啓発ポスター・チラシ」を作りました。訴えたのは「周りの人に意識を向けよう」のメッセージ。しかし、ある大学教授から疑問を投げかけられました。

「見てるだけ」に絞ってカーテンが半分開いた窓際にたたずむ人。添えたキャッチコピーは「あ、カーテン 今日も開いたね」。令和2年度に作った地域福祉の啓発ポスター・チラシです。ポスターは市内6000以上の事業所に、チラシは公共施設や関係機

もっとみる
制度や支援に「生活者」の視点を。誰も取り残されない地域に向かう久留米市の重層的支援体制の整備の今

制度や支援に「生活者」の視点を。誰も取り残されない地域に向かう久留米市の重層的支援体制の整備の今

「普通」の人の感覚で―。

専門知識が必要とされる支援の現場とは、真逆のように感じます。しかし今、最も大切だと感じている視点です。言い換えれば「生活者としての感覚」。久留米市で新たな支援体制づくりを進めながら、関わる人々の声を聞くうちに気付きました。

垣根を超えるための工夫を福祉の窓口は「子ども」「高齢者」「障害者」などの分野に分かれています。しかし実際の暮らしでは、課題は分野を越えて絡み合って

もっとみる