地域福祉マガジン【グッチョ】@久留米市地域福祉課
市役所の事業や動き、行政サービスの中にもグッチョな物語があるんです
グッチョな人や出来事に遭遇した職員が書いたコラムです
久留米を中心に地域でグッチョな動きをしている人を紹介した号を集めています
「実家より実家。じじっか」。なんかユニークなフレーズ。 福岡県久留米市で、ひとり親家庭や生活が苦しい世帯を中心に「貧困家庭の脱出」「地域子育ての実現」を目指す団体の拠点です。じじっかの取り組みの随所に「心をデザインする」という視点が光っています。 まずは、じじっかの紹介から。 さて、このリンクと重なる部分もありますが、いよいよ本題の記事にはいりますね。 血縁なき大家族が暮らし合う「めちゃくちゃ深刻な場面に出くわしますよ。『今から手首を切る!』って電話があって駆け付けたこ
早いもので地域福祉マガジン【グッチョ】を始めて半年。このところ、グッチョを通して生まれたようなうれしい出来事がちらほらと。今回はそんなお話です。 ごみ拾いの後、焼きイモを 少し前に書いた記事「(生活保護担当者がレポート)子供たちのひと夏のチャレンジ。真のワクワク体験とは?」で「わたしと僕の夢(わた僕)」の塾に通う子どもたちを紹介しました。記事を書いたミリアムさんが、「わた僕」から相談を受けたのがきっかけです。 「フトシくんさ、寒くなってきたら焼きイモやん。ごみ拾いして、
久留米市が昨年度「地域福祉啓発ポスター・チラシ」を作りました。訴えたのは「周りの人に意識を向けよう」のメッセージ。しかし、ある大学教授から疑問を投げかけられました。 「見てるだけ」に絞ってカーテンが半分開いた窓際にたたずむ人。添えたキャッチコピーは「あ、カーテン 今日も開いたね」。令和2年度に作った地域福祉の啓発ポスター・チラシです。ポスターは市内6000以上の事業所に、チラシは公共施設や関係機関、協力してくれる人たちに配りました。 伝えたいことは一つ。「見てるだけ。それ
この記事を書いたのは、生活保護を担当する生活支援課で子どもたちの生活や学習を支援する事業の担当者。執筆体制も課の枠を超えちゃいました。 担当事業を利用する子どもたちが、夏休みに挑んだチャレンジに関わり、感じたことをつづりました。 地域福祉マガジン【グッチョ】とは? 子どもの学習・生活支援の場の現場から祭り、海水浴、キャンプ ―― 始まった時のワクワク感と、減らない宿題の山。誰しもが振り返る夏休みの思い出です。令和3年は令和2年に続いて、水の祭典も花火大会も中止になりました
「くるめ災害支援ネット『ハッシュ#』」が注目を集めています。ここに所属している、プロレスフリークの大学教授・松田光司さん(リングネーム・バイオレンス松田)、俳優の野間口徹さん似で川の生物好きの研究者・巽靖昭さん、防災士で社会人落語家・川嶋睦己さんの3人を追いました。 くるめ災害支援ネット「ハッシュ#」とは 令和2年11月に誕生。災害復旧活動だけでなく、社会福祉協議会のボランティアセンターの運営支援を担う。平時には床下浸水への対応講習を開催するなど、啓発活動も積極的に実施す
寿司屋を73歳で引退した後、自宅前に立って、朝と夕方、13年にわたって通行する人や車にあいさつを続けている下本杉一さん、89歳。敬礼おじさんとしてテレビ番組で紹介されたこともある彼が見つけた居場所とは?人との関わり方とは? 「他にするこつ、なかもん」 早朝5時半から8時45分まで、夕方15時半から18時までの約6時間。山本町の県道沿いに住む“敬礼おじさん”こと下本杉一さんは、この13年間、家の前を通る人や車に敬礼しています。 なぜそんなに続けられるのかを聞くと、杉一さん(